黒坂岳央です。
昔、ある経営者から教わったのが「相手から聞かれもしないのに、自分が知っていることをペラペラ話し続けるな。真の実力者はその逆をする。自分が知っていても、相手にしゃべらせる」という話だ。これには興味を引かれてその真意を教わった。そして今でもこの教えは非常に正しいと感じるし、実際に自分はこれを実践するようにしている。
自分が話過ぎると損をする件の話を別の言い方をすると、愚者は語り、賢者は聞く(Fools speak while wise men listen)という言い方ができるだろう。これは実際に正しく、あらゆる場面で、自分が話しすぎると損をするようになっている。
人が集まる場において、誰も聞いてもいない、明らかに求められていないのにひたすら自分の話を延々とする人はかなりいる。話の本題からズレているのに、無理やり自分の話に持っていき、周囲の注目を浴びることを最優先する。これは参加者全員の時間を使って、承認欲求を消化しているので付き合う相手に迷惑でしかない。これが続けば周囲から人が離れる。先日、学校の保護者会でそのような振る舞いをする母親がおり、延々と自分の話を続けるので周囲に白けた時間が流れているのを感じた。