今朝も紹介したダイヤモンド・オンラインの記事では、進学先について論じたが、もうひとつ、このところ秋篠宮皇嗣家に対する攻撃を繰り返している、藤澤志穂子氏の「学習院と皇族女子」(新潮新書)についても論じている。

このなかで、藤澤氏は「やはり天皇家と秋篠宮家ではまったく違う」「皇族を支える周囲の気遣いは並大抵ではありません。あえて対比すれば、秋篠宮家はそれらを当たり前の特権として享受し、さらなる自由を主張されている。一方で、現在の天皇家は、それらに感謝して、国民のために立場をふまえて行動されている」「批判が集中してしまう理由を掘り下げたときにたどり着いたのはノブレス・オブリージュだ」とおっしゃっている。

ノブレス・オブリージュについて藤澤氏は、恵まれた立場に感謝し謙虚でなければならないとか、社会貢献をしてそれを学習院の同窓会の機関誌に寄稿して宣伝するべきだとか(世の中に自分の善行を知らずのに、皇族が同窓会の機関誌など使うべきでないと思うが)すべきだとかいうような、本来の意味から離れた捉え方がされている。

だが本来の意味は、国家のために率先して無私の行動をもって尽くすといったことだ。このことはむしろ、秋篠宮家が高い自覚をお持ちであるとして褒めるのに使われてきた。というより、雅子さまが外交関係などの仕事を優先させたいと仰っているのにそれができないのは、人格否定だと当時の皇太子殿下が仰ったときに、秋篠宮殿下が公務のえり好みにするべきでないと仰ったことがある。

宮内庁HPより

現在ももっとも大事な単独公務について、愛子さまはいろいろお考えがあるのだろうが、学業優先として21歳になっても開始されていないのに対し、眞子さまは17歳、佳子さまは19歳から始められている。