私は同じ2重価格でも、前者のファストパスには肯定的ですが、後者の食オクには否定的と「アンビバレント(相反)な感覚」を持っています。

なぜなら、ファストパスには一般客とのサービスに優先という付加価値がありますが、食オクには価格の違いによる一般客に対する付加価値が無いからです。

むしろ、予約困難店にリピートで来ているの常連の方が、高いお金を払ってきている食オクの客よりも優遇される可能性もあります。食オクの利用者は、リピートしない一見客の可能性が高いからです。

せっかく8万円も払って予約したカウンターの隣席で、常連が大将と楽しげに談笑しながら同じものを5万円で食べている。

想像すると、何だか情弱の田舎もんとしてバカにされているようで、あまり気持ちの良いものではありません。

超高級店や超予約困難店にも色々出かけてわかったことは、日本には普通に予約して行けるお店にも素晴らしいお店が溢れているということです。

週末に出かけた北海道(写真)でもそれを実感しました。

逆に全国的な有名店やミシュラン三つ星店でも、敢えて無理して行かなくても良いと思うお店も意外に多いのです。

だから、これからも自分にとって「価値>価格」のお店を探して、”絶対に誰にも行かせないよう”にSNSで配信していこうと思います。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年7月31日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。