飲食店予約サイトのテーブルチェックには「テーブルチェックファストパス」という人気店の行列に並ぶことなくすぐに入店して食事できるチケットがあるそうです。
対象となる店舗はまだ30店舗ほどしかありませんが、今後10倍に増やしていく予定で日本人でも利用する人が増えそうです。
例えば、定価1,000円のラーメンがファストパスなら2,000円であれば、1000円余計に払っても並ぶ時間を節約したい観光客にはニーズがあると思います。
お店や予約サイトも同じ商品の販売で収益アップしますから双方にメリットのある仕組みです。
このような飲食店の「一物二価」は、行列店だけではなく予約困難店でも別の形で導入が広がっています。
予約困難店は来店した常連客が次の予約を取ってリピートすることから、新規客が全く予約できない状態になっているところも珍しくありません。
「食オク」というサイトでは、一般ルートでは予約できない予約困難店の予約権を入札によって販売して提供しています。
例えば、人気寿司店の予約権を3万円で落札できれば、お店でのお会計が5万円なら、実質8万円の支払いになります。
食オクに払った落札料の多くは飲食店に入るようですから、2重価格です。