独自の不正防止システムで危険な取引を阻止

同社発表では、サウジアラビアのゲーマーのうち、32%はモバイルゲームに平均的にお金を使うユーザーで、12%は多額のお金を使うユーザーであると指摘。モバイルゲーム市場におけるユーザー1人あたりの平均収益(ARPU)は、2024年には85.47米ドルになると予測されている。

同市場では決済時のセキュリティが急務となっているものの、不正な支払いはたびたび発生しているという。

そこで今、決済プラットフォームに必要とされているのが、ゲーム会社とエンドユーザーの両方を対象にした地域特化型のリスク管理戦略だ。

PayerMaxは独自のリアルタイム不正防止システムを採用し、異常な支払い行動を検出。不正を防ぐために電話アラートやその他の手段で疑わしい取引をブロックする。取引プロセス中、取引データを機械学習モデルと戦略を通じてリアルタイムで分析し、危険な取引を阻止することが可能だ。

今後PayerMaxは、決済プロセスを合理化することで、サウジアラビアのモバイルゲーム市場の潜在能力を引き出し、開発者にとってより活気があり競争力のある環境を育み、サウジアラビア国内のeスポーツシーンの成長に貢献する方針だ。

(文・Haruka Isobe)