私達OWLがサポートしているタイ移住者の多くが首都バンコクに住んでいますが、リゾート地に住んでいる方もいらっしゃいます。

今回はタイの国際的リゾート地であるプーケットに移住した、投資家・YouTuberの「レバナス1本リーマン」さんに話を聞いてみました。(インタビュー日:2024年7月8日)

Panuwat Dangsungnoen/iStock

大手自動車会社のエンジニアとして、会社に貢献!

――経歴を教えてください。

レバナス1本リーマン(以下、レバナス):私は東京近郊で生まれ育ち、東京都内の私立大学の理工学部を卒業しました。1年間、英国の大学院で学んだあと、2007年に大手自動車会社にエンジニアとして入社しました。

――自動車会社では何をされていましたか?

レバナス:エンジンの設計をしてきました。1つのエンジンのハード面の設計を約50人で行っていましたが、その50人のうちの1人ですね。徐々に年次が上がるにつれてチーム全体の統率をする立場になりました。チーム編成の改革も行い、チームを従来の半分以下の人数で回すことができるようにしました。

――レバナスさんは、エンジニアとしてはもちろん、チームリーダーとしても優秀なのだと思います。このチーム改革でどれくらいコスト削減をできたのでしょうか?

レバナス:年間5億円くらいのコスト削減になっているはずです。

結果を出してもリターンがない会社に幻滅、結果を出せばリターンが返ってくるYouTubeの道へ!

――それだけ結果を出したら、昇進・昇給を期待できますね。

レバナス:ところが、「上が詰まっているから、少し待ってくれ。」と言われて昇進が無く、昇給も無く、ボーナスで増えたのもわずか200万円程度でした。本当に力が抜けました。

――日本企業のあるあるですね。上司は「すぐは報われなくても、いずれ報われる。悪いようにはしない。」なんて、言いそうですね。

レバナス:確かに、そんな言葉を言われました。一方、プライベートを撮影したYouTubeを始めていて、収入目的ではなかったのですが、月2~3万円の収入が入っていました。これは、結果を出せば出しただけ報われる別世界でした。

――別世界を知って、会社での仕事のスタイルは変わりましたか?

レバナス:結果を出してもリターンが返ってこない会社で仕事をがんばることがバカバカしくなり、会社での仕事は最低限だけやって、あとはYouTubeに力を入れることにしました。