札幌でのマグナムシャンパン会に誘ってくれた小野悠介さんとそのご家族にジョインさせていただき、北海道の仁木にあるドメーヌブレスさんにお邪魔しました。
こちらのワイナリーのオーナーの本間さんは医療系のお仕事をしているうちに、趣味のワインに興味を持ち、仁木町に土地を購入して、看護師の奥様と札幌から移住。
ワイン醸造で起業した方です。
ワイン造りというのは起業としては極めてハードルが高い分野です。
果樹園だった山を切り拓いてワイン畑を作ったとのことですが、ぶどうを作付けして、収穫してからワインを造って売れるようになるまで数年のタイムラグがあります。その間は収入ゼロですから先行投資の資金が必要です。
また、完成したワインがどのような評価になるかはわかりません。思ったような品質が実現できなければ売上は立たず、利益は得られません。
しかも、ぶどう栽培は天気を相手にする仕事です。災害リスクもありますし、害獣や病気によって収穫ができなくなることも無いとはいえません。
ドメーヌブレスさんは、委託生産からワインを作り始め、2020年からは自社醸造で、買付ぶどうも使って少しずつ規模を拡大しています。 既に独特の世界観と高いクオリティで人気となって、カルトワイン化しています。