通算安打の世界記録を持ちながら、野球賭博で球界から追放されたピート・ローズ氏が、違法賭博疑惑に揺れる大谷翔平選手の元通訳、水原一平氏の問題にコメントした。

Xにシェアされた動画で、ローズ氏は「70年代や80年代に俺に通訳がいれば、罰を免れただろうに」と語った。

水原氏が罪を被っているとでも言おうとしているのだろうか。

この発言にユーザーからは「恥知らず」「くそったれ」などといった罵声が浴びせられた。

選手を引退してから3年後の1989年、シンシナティ・レッズの監督だったローズ氏に野球賭博の疑惑が浮上した。History.comによると、これを受けて大リーグのコミッショナー、ジアマッティ氏はワシントンの弁護士だったジョン・ダウド氏に調査を依頼。ダウド氏は、数百時間に及ぶ証言や記録から、自身のチームへの賭けも含めた野球賭博の経過を報告書にまとめた。

ローズ氏は無実を主張したものの、球界からの永久資格剥奪を含む和解案を飲むことに合意した。

現在の大リーグのルールでは、野球賭博をしたプレイヤーや審判、クラブやリーグの役員と従業員は1年間の資格停止とされ、自分のチームに賭けた場合は永久の資格剥奪処分を受けるとされている。