ユング「何かが目撃されている」
ユングは自著『Flying Saucers: A Modern Myth of Things Seen in the Skies』(邦訳『空飛ぶ円盤』筑摩書房)の中で心理学的な観点からこの主題にアプローチし、空飛ぶ円盤の性質について推測している。
英「The Guardian」紙によると、ユングは10年以上UFOを研究してきたが「UFOが存在するかどうかさえ言えない」と述べ、「真実性、信頼性、科学的判断能力について苦労して勝ち取った評判を危険にさらしている」と言及している。
彼はまた「何年にもわたって、私はかなりの量の観察結果を集めてきました。その中には、私が個人的に知っている二人の目撃者による報告も含まれています(私は何も見たことがありません!)」と述べ、個人的にはUFOを目撃したことがないことを明言している。
「しかし確実に言えるのは、これらのことは単なる噂ではなく、何かが目撃されているということです」(ユング)
そしてユングは米空軍の隠蔽体質を断罪している。
「私が最も驚いているのはアメリカ空軍が、あらゆる情報を保有しており、いわゆるパニックを引き起こすことを恐れているにも関わらず、まさにそれを実行するために組織的に取り組んでいないように見えることです。なぜなら政府はまだ真実かつ確実な事実説明を公表しておらず、ジャーナリストが情報を引き出すことを時折許可するだけだからです」(ユング)
UFO/UAPについて何十年にもわたって多くの信頼できる人々がこのテーマに取り組んできているのは単純に驚くべきことであるが、その長いリストにカール・ユングも含まれていることになる。UFO/UAPの情報開示が進む今日、ユングがUFO情報を隠蔽してきた米空軍を批判していた事実をあらためて確認しておきたい。
参考:「Anomalien.com」ほか
関連キーワード:ユング, CIA, 米空軍, UAP
文・仲田しんじ/提供元・TOCANA
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