照りゴチ。照りつける真夏の太陽の元、浅場で釣れるマゴチをそう呼ぶが、近年はそれを狙ったらこちらが干からびてしまいそうなくらい暑い。水温も異常に高く、支流のような小さい川でもマゴチが釣れるのでついついやりたくなるが、熱中症には注意が必要だ。そんな真夏の太陽が注ぐ7月、夕方からの短時間の釣行を計画し、養老川へマゴチを狙って陸っぱりからエントリーした。
●千葉県のリアルタイム天気＆風波情報
（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター・宮坂剛志）
養老川でルアーマゴチ釣り
養老川というと関東のアングラーはシーバスを狙う方がほとんどだ。エサ釣りでクロダイやウナギをターゲットにしてる釣り人もいるが、ルアーならやはりシーバスが有名だ。
そんな人気の河川でマゴチを専門に狙うなんてあまり見かけないが、7月上旬にあえてこのマゴチのみに絞って釣行してみた。熱中症のリスクを考え、今回はナイトゲームなしの短時間での釣りをする。少し日差しが和らいだ夕方、中流域にある本命のポイントへ入る。ここは、手前が浅くなっていてこの浅場にベイトが集まりマゴチのポイントとなっているのだ。
夕方からの釣行でも十分釣れる（提供：TSURINEWSライター・宮坂剛志）クロダイ釣りの仕掛けを流用
仕掛けはクロダイ用の根掛かり回避能力の高いものをそのまま流用した。これにエビをイミテートしたワームをセット。ボトム（底）を確実に取りながら小さくシェイクして、移動とキャストを繰り返す。
クロダイ用の仕掛けが使える（提供：TSURINEWSライター・宮坂剛志）30cm級マゴチが登場！
沖よりも岸際のベイトの多い場所を集中的に探ると、やや上流域で小さいアタリがきた。少し待って食い込ませるとガッチリフッキングした。水面近くで急に暴れ出したが、引き抜いたのは30センチ級のマゴチだった。
その後、同じような場所で先ほどよりも大きいアタリがきたが、つい早合わせしてしまいキャッチならず、ここでワームの色を変えてみた。するとさらに手前で再びアタリがくるが、しかしこれは待っても続かなかった。どうやら小さいマゴチのようだ。
辺りが暗くなったのでそろそろ帰ろうかと思ったが、ここでもまだまだアタリが続く。小さくコンコンといった感じだが、これも残念ながら針には掛からなかったので終了とした。
型は小さいがアタリは多い（提供：TSURINEWSライター・宮坂剛志）
