過去二度に渡り発売したものの瞬く間に完売してしまった、もはや幻ともいえる「ばけたんTOCANAスペシャルバージョン」が、この度、全宇宙からの再販を求める声に応え復活する。今や心霊系YouTuberを始めとした多くの心霊ファン御用達のばけたん。今回は「ばけたんTOCANAスペシャルバージョン」の復活にあわせて「ばけたん」がどのような仕組みで霊を探知しているのか、そして、ばけたんにまつわる怖い話や不思議な話もあわせて紹介する。この夏は「ばけたんTOCANAスペシャルバージョン」を持っておばけを探知してみようではないか。

ばけたんとは

 ばけたんについて「おばけがいたら赤く光る」多くの人はそれくらいしか知らないのではないだろうか。しかし、実はばけたんは複雑なプログラムにより動いている。ただのおもちゃではないのだ。そこで今回は、ばけたんの生みの親でもある(株)ソリッドアライアンスの河原氏にばけたんの裏側を聞いてみた。

ーーばけたんはどういうった仕組みでおばけを探知しているのですか?

河原氏(以下:河原):この世界で何か大きな出来事が起こる直前直後には、乱数に偏りが発生するという研究があります。それに習い、ばけたんも乱数を使って空間の状態との相関関係を見ています。ばけたんは本来「空間異常測定機」といえるかもしれません。ただその堅苦しい名前だと商品としては売れないのでおばけ探知機としています。

ーー具体的にどうやって空間の異常を測定しているのでしょうか。

河原:乱数には擬似乱数と真正乱数があるのですが、機械で出せる乱数はあくまで疑似乱数です。ただし、ばけたんの場合は疑似乱数を発生させるタイミングを真正乱数を使って決めています。どういうことかというと、通常、様々な商品ではノイズというものを排除しようとするので、ノイズが乗らない設計になっていますが、ばけたんの場合は逆で、回路に組み込まれたアンテナ(通称:霊界アンテナ)によってノイズをあちこちから拾います。そしてノイズを拾う中で、そのノイズをトリガーにしてプログラム上で乱数を発生させています。ひとことで言うと「外界の変化をきっかけに乱数を発生させて、その結果を表示する」というものになります。そして発生した乱数に偏りがあった場合に赤や青に光るのです。雷が鳴ったらばけたんが反応した、地震の前に反応したという報告があるのは、そういったノイズを拾っていることに起因している可能性があります。

 ばけたんが赤く光る場合ですが、例えばサイコロを投げて「6の目」が10回続けて出るとします。これは空間に存在している“何か”が自分の存在をアピールするために、ばけたんが発生させる乱数に影響を及ぼし、極端な出目の偏りを発生させていると考えています。逆にサイコロを投げて「1の目・2の目・3の目……」と順番に整った結果が出た場合は、空間はクリーンな状態という設定にしています。

おばけ探知機「ばけたん」幻のTOCANAバージョン復活! 仕組みも解明!ただのおばけ探知機ではなかった…
(画像=『TOCANA』より 引用)

ーーどういった時に空間に異常が起きやすいのでしょうか。
河原:どういう原因で空間に異常が発生するのかを考えた場合、1つ目の仮説として「そこに何かがいる=おばけ」ということ、そして2つ目は人間の強い意識、これがなんらかの形で影響しているのではないかと考えています。ある人が持つと赤く光りやすかったり、過去には青にしか光らないという人もいました。
 それ以外にも地震の前など、巨大なエネルギーが発生する前後には空間に異常が発生しているのではないかと考えています。面白いところだと、テレビで心霊番組を見ていると光るということも言われています。テレビなどからもそういったエネルギー的なものが伝播しているのかもしれませんね。
ーー今回の「ばけたんTOCANAスペシャルバージョン」にはアメジストが内蔵されているということですが、これにはどういった意味があるのでしょうか。
河原:ばけたんは、中の石=内蔵石によってバリエーションを作っています。例えば「ばけたん霊石 – 玄 GEN」には磁性ヘマタイトという石を内蔵しています。この磁力を持った石がアンテナ的な機能になり感度が上がることを期待して実験的に作りました。

今回のTOCANAスペシャルバージョンに内蔵されているアメジストは、周りの空間のネガティブなエネルギーを浄化し、運気を高める効果があると言われています。また「心のストレス」を取り除く効果があるとされているので、単におばけを探すだけでなく、悲しさ、虚しさ、怒りを感じたときには、この霊石を手に取ってもらえると嬉しいです。
 ちなみにこれは偶然なのですが、これまでのばけたんは四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)と同じ色になっています。
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