無病息災の縁起物「六瓢」
「無病息災」の縁起物とされるのが「六瓢」です。
ここからは「無病息災」と瓢箪の関係を解説します。
六瓢箪で無病息災
瓢箪は縁起の良いものとして知られています。
ただ、その数によっても意味合いが変わるそうです。
例えば、瓢箪が3つ揃うと「三拍(三瓢)子」で縁起が良いとされます。
また、瓢箪が6つ揃うと「無病(六瓢)息災」のお守りや魔除けになるともされています。
これはそれぞれ「三拍(三瓢)=3つの瓢箪」「無病(六瓢)=6つの瓢箪」に掛けているのが由来です。
他にもある縁起物としての「瓢箪」
もともと瓢箪は古くから薬入れにも使用されていたため、医療の象徴ともされてきました。
それだけでなく瓢箪を玄関や窓辺に置くと持ち主の健康だけでなく家の気を旺盛にするとともに邪気を減じる「化殺」の効果があるとも言われています。
日本では昔から「瓢箪には神霊が宿る」とされ、邪気を吸い込み空気を浄化すると信じられてきました。
そのくびれた独特の形から一旦吸い込んだ邪気を逃さない(封じ込める)とも信じられ「除災招福」のお守りや魔除けとしても重宝されてきました。
そうした背景から、瓢箪は縁起物とされてきたわけです。