黒坂岳央です。
「自覚はないが時間を浪費する原因」それは探しものに使う時間だ。ベストセラー作家のリズ・ダベンポート氏は著書の中で、平均的ビジネスマンは年間で150時間も探しものに時間を浪費しているという。また、コクヨの発表によると、書類探しに年間80時間費やしているとのこと。
時間規模はそれぞれ異なるが、探しものは驚くほど我々の時間を奪っているのだ。仮に150時間とするなら、毎日30分以上探しものをしている計算になる。自分自身、独立してから時間のムダに厳しく、生産性を高める努力をしてきたので探すことはない。コツをシェアしたい。
ものを減らす最初に手を付けるべきは、徹底的にものを減らすことだ。ものが少なければそもそも探す手間が要らない。これは当たり前のようだが、頭でわかっていても実際に徹底できる人は非常に少ないだろう。
ものを買うことは簡単でも捨てるのは難しい。そのため、時間の経過とともに必然的に物は増えていく一方となる。そこでルールを設ける。一年使わないものは即捨てるのだ。その際に脳内に浮かぶ「まだ使えるからもったいない」という言葉は、整理において最も憎むべきワードと捉えるべきだ。
そもそも、捨てなければいけないものを買ってしまったという、自分の判断ミスを顧みるべきであり、捨てる時の「もったいない」という痛みは逃げずに正面からしっかり食らって次善につなげるべきである。
たとえば服や靴は際限なく増える。耐久性が高いので、いつまでも残り続ける。だが、一年使わないものは即捨て、また必要になったら買い直せば良い。
ゲームソフトやきれいなままの家具、家電などは片っ端からメルカリで売却する。お金になると思えば捨てる抵抗感もなくなる。とにかくものを減らす。