コンピュータの操作ミスにより、財産分与の合意に至っていない夫婦の離婚が成立。現行の法律の問題点と弁護士の主張を、『The Guardian』や『Oddity Central』が伝えている。

■誤操作で離婚が成立

21年間の婚姻関係にあったウィリアムズ夫妻は、2023年に別居に至った。ふたりは離婚に詳しいイギリス・ロンドンのヴァーダグ法律事務所に手続きを依頼したが、弁護士がコンピュータを操作ミス。まだ財産分与の合意に至っていないふたりを、誤って離婚させてしまった。

法律事務所は離婚の取り消しを求めたが、家事審理部門の長官を務めるアンドリュー・マクファーレン裁判官は、「この離婚を覆すことができない」と判断した。