経営再建中のJR北海道
JR東海と対照的なのがJR北海道だ。広い営業エリアに数多くの不採算路線を抱えるJR北海道は毎年多額の赤字を計上し、24年度から3年間で計1092億円の財政支援を国から受ける。鉄道需要が低下するなか、総工費2兆円が投下される北海道新幹線の利用者数は低迷しており、維持コスト含めて負担がのしかかる。25年4月には運賃を平均約8%値上げする方針を発表しており、綱渡りの経営が続く。
「JR北海道、さらにはJR四国の単独生き残りは困難といわれており、以前からJR東海に一体経営させるという案も取り沙汰されている。可能性は低いが、もし仮に実現すれば、リニア建設・維持もあいまってJR東海も安泰ではいられない」(JR関係者)
(文=Business Journal編集部、協力=梅原淳/鉄道ジャーナリスト)
提供元・Business Journal
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