子育てに向いていない?

「田舎は子育てに向いていない環境だ」とされる。本当だろうか?自分の場合は逆が正しいと思っている。

田舎は家が非常に広いので、毎日50mダッシュをするように走り回っているし、庭でサッカーやキャッチボール、自転車に乗る練習まで何でもできる。また、学校も園もグラウンドが広いために、子どもたちも走り回り先生一人が面倒を見る子どもの数も少なめで目が行き届いている。また、誰に頼まれるわけでもなく、子どもの登下校は近所の人が見てくれているので安心できる。

自分は一度、23区内の高額所得者が多く入ると有名な園を見る機会があったのだが、そこには園内に走り回れるスペースはなく「遠足」がビルの隙間にあるブランコが1つだけの小さな遊び場だった。それまで自分の子どもの園ばかりみていたので、その違いに驚いたことがある。

もちろん、親が子供に希望する進路は様々なので都心のようにお受験を意識した一流の学校へ行かせたい場合は田舎は選択肢に入らないかもしれない。しかし、そうでない場合は、世間で悪く言われるほどダメなものとは思わないのだ。

生活が不便

田舎は買い物や娯楽がないから不便だと言われる。確かに東京都内で頻繁に開催されている大きいイベントはないかもしれない。

しかし、一通り必要なものはすべて揃っているし、都心に足を伸ばせば大きな百貨店があり、そこで頻繁にイベントがあるので自分はあまり不便に感じたことはない。むしろ、地産地消で地元で取れた鮮度の高い生鮮食品や海鮮がバラエティ豊かに揃っているので、スーパーでのショッピング体験は田舎の方が良いとすら感じる。

それに東京に住んでいるからといって、毎日イベントにいくわけではない。どうしても東京で開催されているイベントに出るならその時だけ足を伸ばせば合理的だろう。

東京の収入で地方に住む

そしてリモートで地方移住をして仕事ができれば、経済的合理的は極めて高いという話がある。こちらは正しい。いわゆる「東京の収入で地方に住む」という選択だ。

東京だと年収3000万円くらいでは庶民に毛が生えた程度のプチ贅沢しかできないし、1億円出しても大した一戸建ては買えない。しかし、地方でその収入なら日常生活で値段をみないような生活ができる。一億円出せば屋敷のような大きな家を買えてしまう。まるで同じ国とは思えないほど、生活水準に違いが生まれるだろう。

特に経費が使える地方在住の中小企業オーナー社長は強い。彼らは東京で厳しい競争に勝ち抜いたエリート社員が敵わないほどの「自由に使えるお金」を持っている。社会保険や所得税対策で名目上の年収を低めに設定していても、実際には経費で住居(社宅)や自動車、接待交際費を賄っていたりする。地方は値段も安いので、東京で同じ所得より地方の方が経済的な豊かさを実感しやすいだろう。

地方移住というと「都会に住み慣れた人には耐えられないからやめておけ」という話をよく見る。そうした記事を読んでみると、実際に移住経験がない人が想像だけで書いていると感じる事が多い。実際に移住してみるとネットの噂とはかなり違うと感じるのだ。

 

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