高山病との戦い:頭痛に打ち勝つための対策
では、高山病についても触れていきます。
高山病の症状:頭痛、吐き気、めまい
最初は軽い頭痛と息切れ程度だったのですが、徐々に症状が悪化。吐き気もしてきて、ちょっと怖くなりました。幸い、めまいまではいかなかったのですが、気分は最悪...。
高山病の原因:酸素不足
高山病の原因は、酸素不足です。標高が高くなると空気中の酸素濃度が薄くなり、体が低酸素状態に適応できずに症状が現れます。
前日に泊まっていたホテルの近くの部屋の人が夜遅くまでうるさく、寝不足気味だったのもアンラッキーでした。
高山病対策:ゆっくり登る、水分補給、薬の服用
高山病対策としては、ゆっくり登ることが大切です。無理せず、自分のペースで登りましょう。また、水分補給も忘れずに。
高山では脱水症状になりやすいので、こまめに水分を補給しましょう。
途中で見られる景色:出会ったアルパカと子どもたち/旅の思い出とちょっぴり考えさせられた瞬間
トレッキング中、私はアルパカたちと出会いました。ふわふわモコモコの毛並み、大きな瞳、そして愛らしい仕草に、思わず心が癒されました。
さらにアルパカの周りには、ここで暮らすインカの人々がいました。彼らは伝統的な衣装を身にまとい、笑顔で観光客を迎えてくれます。一緒に写真を撮ったり、織物やお土産を買ったり、貴重な時間を過ごすことができました。
そんな中、ちょっと考えさせられた場面がありました。
子どもたちが「フォトフォト!」と呼びかけて、お金を払って一緒に写真を撮ることを提案してきます。クスコ市内でも、先住民の恰好をした女性たちが同じように一緒に写真を撮ってチップをもらう商売をしています。
もちろん、観光客との写真撮影は彼らにとって収入源の1つであり、チップも歓迎してくれるものです。しかし、子どもたちが学校に通っているのか、1日中ずっとこのような仕事をしているのか、親がさせているのかなど、さまざまな疑問が頭をよぎり、複雑な気持ちになりました。
私は、子どもたちが観光ビジネスにばかり時間を取られている可能性がある状況に、少し疑問を感じました。お金を出して一緒に写真を撮ることで彼らの生活を支えることはできるかもしれませんが、同時に、本来子どもたちがすべき学びや遊びの時間を奪っているのではないかと考えました。
クスコはペルーの中でも収入が少ない貧困地域とされています。このような子どもたちの姿を見ることは珍しくありません。
旅の思い出は写真や動画に残しておきたいものです。しかし、その背景にある現実を無視することはできません。私たちは観光客として、子どもたちの未来についても少しだけ考えてみる必要があるのではないでしょうか。
皆さんだったら、このような状況でどうしますか?