ARで往年の渋谷周辺の景色鑑賞する「写真のない写真展」

同フロアのイベントスペースでは、「写真のない写真展」も開催中。スペースの壁面に並ぶのは、額縁だけが描かれたパネルのみ。一見なにも展示されていないように見えますが、二次元コードを読み込み、スマートフォンを額縁にかざすとARで写真が浮かび上がる、という仕掛けです。

展示されている写真は、桜丘をはじめ渋谷・原宿にあった往年の街の景色。開催期間は、7月25日(木)~8月31日(土)で、入場は無料とのことです。

全国各地のレア商品が買える「CHEEAT TOKYO」

2階は、「『食』のにぎわいと『食』を通じた新たな体験の出会いを創造する」をコンセプトにしたフロアです。

そこにカルチャースポットとしてオープンしたのが「CHEEAT TOKYO(チートトウキョウ)」。東急不動産株式会社とカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が締結した「まちづくり協定」に基づいた店舗のひとつで、全国各地の「食品とアパレル雑貨」を購入することができます。

4つのエリアは、「食の常設物販売場」「CULTURE STORE」「CULTURE STORE POP UPスペース」「ガチャスペース」。

「食の常設物販売場」では、東京ではここでしか手に入らないという、全国各地のレア商品や生産者とのコラボ企画品を購入できるといいます。開業時点では、和歌山県「梅ボーイズ」の梅干し、大分県北東部に位置する国東半島「かね松の味噌」など、20都道府県以上から集まった商品が並んでいるそうです。

SDGsグッズも数多く並びます。「CULTURE STORE」では、「THE GOODLAND MARKET」によるサステナブルグッズ・コンポストバッグ・盆栽などの販売のほか、たい肥バンクも設置。

人や環境に配慮した循環型ファッションスタイルを提案するという同社ならではの、ライフスタイルグッズを購入できます。

その隣に展開するのは「CULTURE STORE POP UPスペース」。開業時点では、サステナビリティ事業やアート事業を展開する「AGRIKO」の農福連携(※)コーナーをはじめ、「餃子超人“オガサワラガク”」「納豆アパレルブランド“ネバネバビーン”」の商品が展開中です。

※農業と福祉が協力して、障がい者などが農業分野での活躍を通じ、就労や生きがいを持って社会参画する機会を作る取り組みのことです。

「ガチャスペース」には「生産者と出会えるガチャ」を設置。人材マッチングサイト「おてつたび」と日本最大級のオンラインマルシェ「ポケットマルシェ(以下、ポケマル)」のコラボ企画だといい、全国各地の生産者紹介カード・商品・グッズなどが当たるそうです。

1,000円以上購入につき1回引けます。なかには、ポケマルの初回購入限定1,000円クーポンが入っていることもあるそうなので、買い物の際にチャレンジしてみるのも楽しそうです。

SDGsは2030年までに達成すべき世界的な目標です。個人でできるSDGsのアクションのひとつとして、「チートトウキョウ」で買い物をすることを取り入れるのも1つの手かもしれません。