■佐藤氏はシーズン前に警鐘を鳴らしていた

シーズン前、多くの解説者が優勝候補大本命に挙げた阪神。しかしオープン戦で極度の打撃不振に陥り、9連敗を喫した。

序盤こそ投手陣の踏ん張りで首位だった阪神だが、交流戦で大幅負け越し。岡田監督は若手の起用や打順の変更で事態の打開を試みたが、状況を改善することはできず、チーム打率はリーグ最下位のまま。1位の巨人と3.5ゲーム差の4位で前半戦を終えることになった。

佐藤氏はオープン戦9連敗の際、多くの解説者が「心配ない」と楽観視するなか、YouTube動画で「本番でズルズル行く可能性もある」と指摘していた。阪神はまだ優勝圏内にいるため、「ズルズル」とまでは言い切れないが、同氏の見解は、的中したといえる。