■アフリカ諸国で根深い魔術信仰
アンゴラに限らずアフリカの多くの国で依然として魔術が信仰されており、病気になったり、強盗や暴行の被害を受けることなども、誰かの魔術によってもたらされたと信じる者も少なくないという。
先月、死のカルト指導者とされるポール・マッケンジー容疑者が、ケニアで数百人の信者を死に導いた容疑で逮捕された。信者たちは飢餓状態になればイエスに会えるというマッケンジーの説教を信じて自ら餓死したのである。
当局によると人里離れたシャカホラ森林地帯で429人の遺体と数十の墓が発見された。司法解剖の結果、犠牲者の大多数は餓死したことが明らかになったが、子供を含む一部の者は殴られたり首を絞められたりした痕跡もあったという。
今年2月23日には、西アフリカに位置するギニアビサウ共和国で、いわゆる「魔女狩り」によって8人の女性が殺害される事件も起きている。死亡した8人の女性は魔術を使った疑いをかけられ毒物を飲まされて死亡したのである。
シャーマンから服毒を強要された者はさらに多く、死亡した8人以外にも21人が病院に運ばれて入院しているという。
アフリカ諸国では魔術だけでなく精霊信仰(アニミズム)も根強く文化的に継承されており、この種の悲劇的な事件を根絶するのはきわめて時間がかかる難事業といえそうだ。
参考:「Sott.net」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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