ヒマラヤ山脈にあるエベレストで、登山者に新しいルールが義務付けられることが分った。ネパール当局は、遭難防止のためのGPSトラッカーや環境保全のための排泄袋の携帯を、登山者に徹底していくという。『The Independent』が報じている。
【こちらの記事も人気です】
■登山者にGPS携帯
ネパール当局の発表によると、エベレストでは昨年だけで18人が死亡し、5人の遺体がいまだ回収されていないという。このような事態を受け、登山者にGPSトラッカーの携帯を命じた。
電源を必要としない小さな受信型のタイプを、ジャケットに縫い付けるよう指導している。このタイプは、20ヤード(約18メートル)の積雪の上からでも感知できるため、検出器を使って上空から追跡が可能になるという。
またトラッキング会社により支給され、登山者が下山する際に回収されることになっている。過去にも追跡用のトラッカーは使用されていたが、この度はシンプルで耐久性を重視したデバイスを導入することになったようだ。