■「霊への危機意識が高い」
1998年に公開された映画『リング』は、ジャパニーズホラーを代表する傑作中の傑作。
見た者は1週間で死んでしまうという「呪いのビデオ」の謎を追うストーリーの中で、衝撃的な事実が次々と明らかになっていく。作中終盤、テレビ画面から山村貞子の怨霊が文字通り「這い出して来る」姿は多くの人々に衝撃を与え、今なお「屈指のトラウマシーン」として語り継がれているほどである。
そのため、こちらのポストには「何でそのビデオにした!」「来店客を全員呪う気なのか…?」「呪いのビデオを見たから、次の人に押し付けたいんだよ」といったツッコミが続出する事態に。
また「テレビデオのインチ数が小さい」「高い位置に展示されている」ことに気づいた人々からは、「このサイズなら、貞子も出てくるの躊躇するだろ」「貞子が出てきたら落下しそう」「霊に対する危機意識が非常に高い」など評価の声が寄せられ、投稿からわずか数日で3,000件近くものリポストを記録する事態となった。
VHS世代の胸に突き刺さるこちらの展示は、どのような経緯で生まれたのだろうか。ハードオフを運営する「株式会社ハードオフコーポレーション」に話を聞いたところ、様々な事実が明らかになったのだ…。