古今東西、近親相姦の事例は枚挙にいとまがないことは皆さんもよくご存じの通りだが、それが“同性の近親相姦”となってくると、かなり珍しいのではないだろうか。

 そんな事例が2016年8月、アメリカのオクラホマ州で実際に起きた。

 ことが露見したのは、同年3月に結婚したカップルであるパトリシア・アン・スパンという43歳の女性と、ミスティ・ベルベット・ドーン・スパンという25歳(いずれも当時)の女性が親子であることを、児童福祉の調査をしていた警察が発見したからだった。オクラホマ州法では近親婚が禁じられており、2人は同年9月に起訴されることとなった。

世界で一番“異様な”近親相姦事件! 実の息子と結婚した後、実娘とも結婚… 鬼畜母の“2連続近親婚”詳細とは!?
(画像=パトリシア(左)とミスティ(右)画像は「BBC」より引用,『TOCANA』より 引用)

もともと、パトリシアはミスティの親権を失っており、ミスティは父親方の祖父の養子として育てられていた。しかし、2014年に2人は出会い、恋愛感情が芽生えて結婚に至ったという。

 起訴後、パトリシアはミスティの出生証明書に「生物学的母親」としてパトリシアの名前がないため、「法的な親子ではないと考えた」と主張。2015年のオクラホマ州で同姓婚が認められたことから結婚し、違法性はないとアピールした。

 しかし、娘のミスティは罪を認め、結婚は母親からの提案であったことや、「結婚について3人の弁護士に相談し、いずれも問題ないとアドバイスをもらったと嘘をつかれた」と主張。いわば詐欺的に結婚をさせられたとして、2017年10月に婚姻を解消した。