7月25日(木)に、渋谷駅直結の複合施設「Shibuya Sakura Stage」(以下、渋谷サクラステージ)が本格開業します。

本記事では、全17店舗の飲食店が並ぶフードホール「FOOD MET」とインディークリエイターのためのクリエイション拠点「404 Not Found」を紹介します。

3つのエリアで構成する「FOOD MET」

「カルチャーとフードが交わることで新たなつながりが生まれる場」を目指す店舗が並ぶ4階「サクヨン」。その「フード」を担うエリアが、桜丘の新たな商店街を表現したというフードホール「FOOD MET」です。

地元民をはじめ、ビジネスパーソンから学生まで、多種多様な人が集まる桜丘ならではの多様な「美味しい」を体験できる場として、3つのエリア「SHIBUYA SAKURAGAOKA BEER HALL」「404 Kitchen」「渋谷 By STREET」にて全17店で展開します。

1つ目のエリアは、「FOOD MET」内最大面積を占める「SHIBUYA SAKURAGAOKA BEER HALL」。その名の通りビールが楽しめます。

「ビールづくりは街づくり」をコンセプトにしているという当該エリアでは、「SHIBUYA BREWERY」にて施設内で醸造する渋谷ならではのビールを提供。

昼と夜で営業形態が変わるといい、夜には立ち飲み感覚で楽しめるフリー席と、席までオーダー商品をサーブしてくれるなどフルサービスのレストラン席が用意されます。

フードはよりどりみどりの8店舗。

表参道にあるミシュラン1つ星「LATURE」の室田拓人シェフがピザに挑戦する新業態店「Ciel Pizza」、学芸大学のフレンチベトナム料理店「スタンドバインミー」の姉妹店で国産米フォーが味わえる「Stand Phở You」、焼売弁当・ルーロー定食をはじめ、自然派ワインとの相性がいい中華点心を提供する「中華可菜点心」などが並びます。


上段左から「Ciel Pizza」、「Stand Phở You」。下段左から「中華可菜点心」、「SHIBUYA BREWERY」

2つ目のエリア「404 kitchen」では、店舗を持っていなかった個人の初出店やスタートアップ店舗が期間限定で展開されます。キッチン用具・食器を貸し出しているので、材料と料理の腕さえあればチャレンジが可能だといいます。

25日(木)のオープン時点では、千葉県産「林SPF豚」と国産野菜使用の料理が立ち飲みスタイルで提供される「立ち飲み JUICCCY」、ミシュラン1つ星「熟成鮨 万(よろず)」の寿司が5貫3,300円/1人前(税込み)で気軽に楽しめる「熟成鮨 万~離れ~」が出店します。


左から、「立ち飲み JUICCCY」、「熟成鮨 万~離れ~」の店頭イメージ

3つ目のエリア「渋谷 By STREET」には、6つの専門店が並びます。

和食居酒屋ブームの牽引者であり、「えん」「おぼん de ごはん」など新業態を開発した楊文慶氏がプロデューサーを務める同エリア。東京初出店は「酒場ジャロウ」「水餃子 MR.LEE」「鉄板 BANANA STEAK」「焼肉78(ナナハチ)」「SUSHI SOUL」、渋谷サクラステージ初出店は「ラ・エスキーナ SHIBUYA」となっています。

内覧会では試食もあり、実際に店内でこだわりの料理を味わうことができました。

そのなかのひとつ、「SUSHI SOUL」ではソウルミュージックの流れる店内で定番のにぎり以外にもあて巻き・いなり・創作つまみなどがワインと一緒に楽しめるそうです。

試食会では、あなご・あじ・サーモンといくらの細巻きを実食。ふっくら柔らかいあなごや、甘酸っぱいガリとあじの絶妙な組み合わせ、そして風味と脂のりもばっちりのサーモンといくらを堪能できました。

一口サイズで食べやすく、家族や友人と会話を楽しみながら手軽に食べられそうです。

ちなみに、店員に頼めばワインと料理とのマリアージュ提案もしてくれるとのこと。渋谷に訪れた際に1人でも入店しやすい気軽さも印象的でした。