今やブームといってもいい釣りがある。それがチニングだ。磯や防波堤からエサで釣るイメージがあるクロダイだが、時代はルアーで狙うゲームフィッシングに変わりつつある。しかも身近な河川で釣れるのだから、人気が出るのもあたりまえだ。だが、やってみると奥が深くて面白い反面、けっこう難しい。そんな面白くも難しいチニングを、近所の小河川で挑戦してみたのでお届けしたい。

●千葉県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

激浅の小河川でのチニングで50cm級クロダイにシーバスをキャッチ【千葉】

夕方からのチニング釣行

7月に入り、日中は野外で活動できないような災害級の暑さが続いている。そこで、多少暑さが和らいだ17時過ぎから中流域のポイントへ入るが、この時間でもまだ30℃近く気温がある。

激浅の小河川でのチニングで50cm級クロダイにシーバスをキャッチ【千葉】日中は釣りは難しい(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

今回はチニングの王道でもあるカニやエビに似せたソフトワームに、専用の仕掛けを使った。丸型のオモリに針が上向きにセットしてあるので、まず根掛かりをしない。これを日中なら少しシャクって跳ねさせるアクション、夜になったら底をゆっくり引いてくる、ズル引きアクションで狙う。いずれもボトム(底)に確実に着底させることが最大のポイントだ。

激浅の小河川でのチニングで50cm級クロダイにシーバスをキャッチ【千葉】地元の小河川(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

水分補給をしながら小さくアクションを入れて探るが、アタリが数回あるくらいで全く釣れない。この川はクロダイやマゴチ、シーバスなどの実績が高いのだがどうやらまだクロダイやキビレは小さいようだ。

マゴチにもチャレンジ

ならばと、そのままマゴチ釣りに変更した。この仕掛けはそのままマゴチも狙えるからありがたい。砂地の浅い場所を中心に流れに乗せて、竿を上下にシャクってこちらも確実にボトムに着底させる。その繰り返しだ。

正直クロダイよりも期待感があったが、アタリすらなくまさかの空振りに終わった。

暗くなったらシーバスがヒット

場所を上流付近まで移動しているうちに辺りが暗くなってきた。ここもかなり浅く、水深と呼べるほど深さがない。数十cmくらいしかないが、複雑な地形のため、色々な魚が集まってくる。

激浅の小河川でのチニングで50cm級クロダイにシーバスをキャッチ【千葉】小型バイブレーション(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

ワームに反応が悪いので、ここで小型バイブレーション(5g)を入れてみた。これでも底に当たる感覚が伝わってくるが、かまわず引いてくると足元の少しえぐれている場所でヒット!さほど大きくないが、40cm級のシーバスだ。これはこれで嬉しい1匹だが、今日はクロダイを釣りたい。完全に暗くなってからに勝負を賭けた。

激浅の小河川でのチニングで50cm級クロダイにシーバスをキャッチ【千葉】シーバスヒット(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)