黒坂岳央です。

先日、小学校低学年向けのプログラミング教室にいってきた。行く前はあまり期待していなかったが、想像を遥かに超える効果に驚いてしまった。

自分は決して教室側のポジショントークをまんまと鵜呑みにし、一時的な興奮状態にあるわけではない。そしてプログラミングは効果が期待できるとはいえ、何も考えなしに教室に放り込めば子供は勝手に成長が期待できるものでもない。英語学習などと同じく、保護者側、本人ともに不断の努力は必要になる。だがうまくやれば大きく伸びるだろう。

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「プログラミング思考」の正体

自分がいった教室は教師が一方的に話をする、というスタイルではない。小学校低学年相手に座学で延々とロジックだけを説いても頭には入らないからだ。まずはデモンストレーションをし、それを見ながら今後は自分の手を動かすということの繰り返しで少しずつ完成品に近づいていく。うまく動作しなければ、上から順に1つずつ命令を確認して、ミスがあれば修正をする。

一連の作業を見ていて、自分の子に起きた大きな効果を言語化したい。まず、非常に高い主体性が生まれた。今回は簡単なゲームを作ったのだが、「ステージ1は少し簡単にして、ステージ2はちょっと難しくしたい。そのために敵の移動速度を高めたい」と具体的なゴールが本人の中で生まれ、それを実現するために必死に操作をする様子が見られた。受け身ではなく、極めて主体的に努力をする。これなら成長は時間の問題であり、都度、引っ掛かりを取り除けばドンドン成長していくだろう。