カーオーナーの趣味嗜好はさまざまであり、「愛車をどのように扱うか」も人それぞれです。なかには「愛車の改造」を趣味としている人もいるでしょう。

アルミホイールやエアロパーツをはじめ、カスタムされた車は目立ちやすくなるものです。なかには「人とは違う車に乗りたい」という思いからか、世間には理解されないレベルの改造をしてしまうオーナーも。

今回はドライバーの方々に、「理解できない車の改造」について話を聞きました。

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ボンネットだけ黒い車、一体なぜ?

ボンネットだけ黒い車、一体なぜ?

「わざわざ車をカッコ悪くするなんて…」個性を出したつもりが恥を晒してるだけ?世間の“カスタム”への理解度、ひっく!
(画像=©helivideo/stock.adobe.com、『MOBY』より 引用)

車の改造にはさまざまなジャンルがありますが、サーキットなどで「速く走るための改造」は、一般的な乗用車とは異なる形状へと向かっていくことから、ときに奇異に映ることもあるようです。

「ボンネットだけ色が違う車、あれは何のため? そういう車って、だいたい後ろに大きい羽根がついているじゃないですか。なんか役に立つんですかね? 私自身は車のことはわからないですけど、個人的に『あれはちょっとな……』と思ってしまいます」(40代女性)

スポーツ系の車種を改造しているオーナーのなかには、愛車のボンネットを軽量化するために「カーボンボンネット」を装着している人もいます。ボンネットが軽量になることで、コーナーリング時に鼻先の動きが軽快になるなど、実際の走行面に影響のあるパーツです。

さらに、「ボンネットの軽量化」にまで手を回すオーナーにはかなりの「本気度」があり、空力性能にもこだわりをもっているケースも少なくありません。そのためか、GTウイングなど大型のエアロパーツを装着している車も見かけます。

これはもともと全日本GT選手権(現Super GT)などの競技車両に採用されていたパーツであり、高速走行時の安定性やコーナーリング性能に影響を及ぼすとされています。ただし、一般道の速度域で効果を体感するのは難しいようです。