■京都のエリア分け、千年以上前にルーツが…

東京は「東東京」と「西東京」でエリアが分かれるが、果たして京都もそのようにエリアを区分しているのだろうか。

こちらの疑問に対し、山科区の担当者からは「京都では一般的に、東京都や西京都といった呼び方をしません」との回答が。京都では一般的に、市内北部を「洛北」、市内西部を「洛西」といったように「洛+方角」の組み合わせで呼ぶことが判明した。

これは、かつて平安京が中国の都市・洛陽(洛陽城)を手本とした背景が由来となっているという。

なお、担当者に「東京都」の表記を見た際の読み方を確認したところ、「通常使用される表現ではありませんが、京都市内で看板を見た際は『ひがしきょうと』と読むと思います」との回答が得られた。やはり「どこで目にしたか」という点が、重要になってくるようだ。