■メラニンによって黒変することも
また、缶詰ではない生のカニも身が黒く変色してしまうことがある。腐ってしまったのではないかと慌てる人もいるだろうが、そもそもカニの身は黒変しやすいものだという。
カニの身に含まれているアミノ酸の一種チロシンが、カニの体液に含まれる酸化酵素チロシナーゼなどによって酸化し、メラニンが生成されたことにより黒く変色するのだ。変色してしまうと見栄えは悪いが、味に変化はなく体にも悪影響はないため、黒い部分も食べてしまって問題はないようだ。
黒変を防ぐには、ギリギリまで冷凍保存し、食べる直前に一気に流水解凍するのがオススメだ。放置しておく時間が長いほど黒変が進んでしまうため、「食べる直前」というのがポイントだ。解凍後すぐに食べきれない場合には、ボイルしてしまえば黒変が進むことはないという。
いずれにせよ、黒変しやすいカニの身を味も見た目もおいしくいただくには、ひと工夫が必要のようだ。
(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年4月19日~2024年4月23日
対象:全国10代~60代男女739名 (有効回答数)
提供元・Sirabee
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