■それにしてもこの町、ノリノリである
「宇宙」の標識が設置されたのは、昨年11月からのこと。
その経緯について、南種子町の担当者は「本町では、種子島宇宙芸術祭というイベントを実施しております」「光のアーティスト・千田泰広氏に芸術祭のご協力を頂いており、その際に千田氏から『宇宙までの距離表示があれば、観光地やインスタ映えするのでは』とのご意見を頂き、町の方で看板設置を行いました」と振り返る。
続けて「日本にはここ、種子島の南種子にしか実用衛星の打ち上げ基地がないため『宇宙への発着点』との意味合いも込めて、取りつけました。世間では『地球から宇宙までの100km』と言われているようです」と、標識に込めた思いを語ってくれた。
コメントにもあったように、南種子町には日本最大の大型ロケット発射場を有する「種子島宇宙センター」があり、町をあげてロケットの打上げ、および日本の宇宙開発を応援している。
実際、種子島と聞けば「ロケットの打ち上げ」(もしくは「鉄砲伝来」)をすぐに思い浮かべる人は多いはず。では、なぜ種子島に大型ロケット発射場が設置されたかはご存知だろうか…?