マイナーチェンジによる目に見えるアップデートはとても少ない
エクステリアの変更は小規模で、フロントグリルとフロントバンパーの形状、それにLED化されたリアコンビネーションランプ程度。2段グラフィックとなったリアコンビネーションランプは、水平基調のキャラクターラインを際立たせています。
”PLaYパッケージ”は、フロントグリルのアクセントの配色を変更するとともに、ドアロアガーニッシュがブルーに変更。新設された”HuNTパッケージ”は、ルーフレールに加えて、専用アルミホイールやカッパーメタリック塗装のフォグランプガーニッシュなどを採用しました。
ボディサイズは、全長が10mm長い4,340mmになったほかはマイナーチェンジ前と同様の、全幅1,790mm、全高1,580~1,590mmというもの。
ボディカラーは、マイナーチェンジ前が全6色で、「e:HEV PLaY」のみ専用のミッドナイトブルービーム/メタリックシルバーを用意。
マイナーチェンジ後は、新色のシーベッドブルー・パールをはじめとした全7色が基本で、全車ツートーンの”PLaYパッケージ”は5色、”HuNTパッケージ”は6色展開です。
マイナーチェンジ後/e:HEV Z
マイナーチェンジ前/e:HEV PLaY
インテリアは、フロントシートのセンターコンソールを左右対称デザインに変更。運転席、助手席どちらからでも同じように使いやすくし、上段、下段ともにアクセスしやすくなりました。
カラーは、マイナーチェンジ前後ともにレギュラーモデルはブラック基調、「e:HEV PLaY」および”PLaYパッケージ”のライトグレージュとブラックの組み合わせも変わりありません。
いっぽう新しく追加された”HuNTパッケージ”は、カーキとネイビーの組み合わせでアクティブさを演出。シート表皮は、プライムスムースとファブリックのコンビで、ファブリック部分には撥水・撥油機能のあるファブテクトが使われて、汚れにも強い仕様となっています。
さらにe:HEV モデルでは、車両の遮音材と防音材の厚みや配置を最適化して、室内の静粛性を向上しています。
パワートレインは、e:HEVのエネルギーマネジメント制御を見直し、マイナーチェンジ後はエンジンの始動回数、停止頻度を大幅に低減すると同時にアクセルレスポンスを向上しました。
またe:HEV:2WD車はサスペンションのダンパー減衰力を見直して、フラットで無駄の少ない快適な乗り心地を獲得しています。
2代目ヴェゼルでは全車標準装備となる「Honda SENSING」は、マイナーチェンジ後は、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、急アクセル抑制機能、アダプティブドライビングビームが追加されました。