■台本で名前を見て「うれしい」

VTRで登場した和田は、映画で共演した尾野について「役の世界を作り上げるオーラのようなものを身近で感じて、1秒1秒、すごく勉強になったなっていう、本当に密度の濃い現場だった」と振り返る。

中でも、神社の境内で尾野が「おい!」と怒鳴るシーンの撮影で、周囲にいた鳥が一斉に飛び立ったことに触れ、「尾野さんにしかない魔力のようなものが役に宿っているなっていう…」と語った。

映画の撮影から4年ほどが過ぎ、「『虎に翼』の台本を初めていただいたときに、『語り 尾野真千子』っていう字を見て、ビックリしたのと同時にうれしいなって。とくに(尾野が言う)『スンッ』がたまらなく、毎回聴き入っています。どの『スンッ』も戻してちゃんと聴いています」と笑顔で語った。