キスダービーへチャレンジ
私の住む和歌山では、地元のマルニシ釣具店さんがここ数年、2匹長寸によるキスダービーを開催している。ここにエントリーさせていただくことにした。このキスダービーには次のような規定がある。
・和歌山県下の釣り場の釣果であること。
・陸っぱりの釣りのみで船やボートからの釣果はダメ。
・1回にエントリーできるのはその日の釣果の中の最も長寸の1匹だけ。
・期間中エントリーは何度でも可能。
というものである。開催期間は年によって微妙に違うが、2024年は4月19日~6月9日と意外に短かった。
筆者の釣りスタイルについて
私自身の釣り方のモットー(釣りスタイル)としては、
・夜釣りや、あまり早朝からのシビアな釣りは避け、余裕をもって釣行できるお気楽釣りに徹する。
・チョイ投げと普通の投げ、どちらの釣法も活用する。竿1本で手持ちの引き釣りに徹する。
・ポイントは砂浜、磯場、漁港内、河口部などオールラウンダーで。
・フローティングベストを必ず着用する。
という釣りスタイルで参加した。以下の釣行記は、いずれもこのキスダービーにエントリーした時の釣行の記録である。
田辺周辺で20.5cm良型手中
午前8時過ぎから午後3時位まで扇ヶ浜の護岸及び芳養の大屋の地磯から中~遠投で狙う。風が強く荒れ気味で、凪いでいるポイントを探しての釣行だった。
ニアポイントにキスは少なかったが、何とか2ケタ釣った。数回エソに釣果を奪われたが、1匹だけエソを取り込むことに成功。この日の釣果をマルニシ釣具店本店に持ち込んで、最大長寸のものを検量していただいた。
20.5cmで、わずかだが20cm越えだった。ネットで確認すると、すでに20cm越えの良型を持ち込んでおられるアングラーの記事が……。この後1か月弱、どこまで挽回できるか、チャレンジの始まりである。
次の釣行ではサイズ振るわず
別の日の釣行で、すでに釣果を確認できていたので、今度はチョイ投げでアタックしてみる。
ただし、あくまでお気楽釣行ということで、6月2日、紀北、田ノ浦漁港で午後1時過ぎから、いつもと釣法を変え、少しずつポイントを変えながらキスを追加してゆく。
魚信は多いが、多くが小型だった。そこで4時過ぎまでの間に10匹釣ったところで紀ノ川河口に移動、右岸の河口大橋周辺を狙う。最初は遠投で探っていたが、チョイ投げのタックルに切り替えたところ1色~2色の近場でアタリをとることができ、3匹追加したが良型は出なかった。
この日の釣果はキス13匹、マルニシ釣具店に釣果を持ち込み検量していただいたところ、16.0cmだった。