■「立ち入り禁止」看板を準備
こうした迷惑行為は、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大により減りつつあった。だが、新型コロナが落ち着いて、再び増え始めているようだ。
太田さんからは、「メディアに取り上げていただき、海外の方にも周知されていました。ですが、行動制限がなくなって京都を訪れた外国人観光客は、そうした認識がリセットされてしまった印象です」という回答が寄せられている。
「舞妓パパラッチ」に加えて、建物への無断侵入、提灯などの盗難、柵を破壊されるといった行為も問題視されている。こうした事態を受けて、対策を考えているようだ。
太田さんは、「4月1日から30日の『都をどり』イベント期間は、警備員を立てました。祇園の私道への立ち入りを禁止する看板を準備しております」と話す。
GW中、国内外から多くの人が京都を訪れるだろう。観光の際は、ルールやマナーを守ってほしい。