米国西部に位置する世界屈指の大都市ロサンゼルスには、地下に眠る古代都市の伝説が存在する。およそ5000年前、爬虫類のような姿をした古代人(レプティリアンか?)の手で作られたという巨大地下都市には、今なお多くの金銀財宝が眠っているという。20世紀半ばのこと、この幻の都市を発掘しようとした男がいた――。
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■ホピの伝承に残る古代地下都市
1933年、鉱山技術者のジョージ・ウォーレン・シュフェルトは、アメリカ先住民ホピ族のチーフ・グリーンリーフという男から奇妙な話を聞いた。ロサンゼルスの地下には古代の地下都市が存在し、古代人の残した金銀財宝が眠っていると。
男によると、古代人たちは古代マヤ文明にも関わる偉大な種族で、爬虫類のような異形の姿をしていたそうだ。非常に知的で高度な技術を持っており、およそ5000年ほど前、流星群の衝突による破滅を避けるため、ロサンゼルスの地下に都市を築いたのだという。それは、長大なトンネルが広大な部屋をつなぐ複雑かつ巨大な地下都市で、およそ1000世帯が居住可能、もちろん食料や水などを大量に備蓄できるようになっていた。やがて古代人たちはどこかにいなくなってしまったが、忘れられた地下都市には、今でも彼らの遺産が残ったままだという。
この話に興味を持ったシュフェルトは、仲間とともに地下を透視できるという原理不明の「ラジオX線マシン」を使い、ロサンゼルス各所を調べた。すると、エリシアン公園からロサンゼルス公共図書館のあたりに、巨大な地下空間があるという結果が得られた。