アパレルの消費者は大きく2つのタイプに

 では、高級ブランドの商品と、たとえばユニクロや「しまむら」など日本のファストファッションチェーンの商品を比較した場合、品質に大きな差があるものなのか。

「評価は難しいです。特にアパレルはバッグや靴などと比べて品質の違いが伝わりにくい面があります。アパレルの消費者は大きく2つのタイプに分けられます。着られればなんでもよいという価値観でアパレル品を単なる日用品と捉えているタイプと、そのブランドの世界観に価値を見いだし、服を身につけることに自己満足を感じるタイプです。後者のタイプにとっては、価格が高いブランド品でもその価格に見合う価値があるということになります。

 また、ファストファッションチェーンのように大量生産だと一商品あたりの製造コストは低くなってきますが、オートクチュールやセミオーダー、フルオーダーの場合は手作業が増えて大量生産ができないためコストが高くなります」

(文=Business Journal編集部、協力=磯部孝/ファッションビジネス・コンサルタント)

提供元・Business Journal

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