■賠償金求めて訴訟を提起

謝罪を受けるも、店側の対応に納得できなかった男性は、最近になって訴訟を起こすことにした。

3日、男性の代理人弁護士はファストフード店に対し、慰謝料などを含む約1,500万円の賠償金の支払いを求める訴状を、第九巡回裁判所に提出した。

訴状によると、男性側はファストフード店の過失を主張。同店はトイレの不具合を客に知らせ注意喚起する義務があるにもかかわらず、それを怠ったために、男性に精神的苦痛を与えたと説明している。

■治療中と訴え

また男性はこの体験により、PTSD(心的外傷)のような症状に悩まされている。現在もカウンセリングを受けるなど治療が続いているそうで、賠償金にはそうした治療費も含まれているという。

訴訟を受けてファストフード店の広報は、「フランチャイズ店の訴訟については、回答を差し控えます」などと、各社取材に答えている。