マレーシアでは、生活インフラである道路の整備について、国の管理が追いつかないせいで、あちこちに穴ボコが空いていて、交通事故の原因になってるそうだ。
その穴ボコが原因で死亡事故も絶えないと言う。
国がやらないなら自分たちで勝手に穴ボコを直すとして『兄弟』と言う名の勝手連が、夜中、比較的交通量の少ない時間帯にゲリラ的に道路の補修を行なっていると言う。
彼らが修復した穴ボコは数千ヶ所に及び、今も、夜な夜なあちこちに出没しては、勝手に道路の補修を行なっている。
夜駆ける道路補修の勝手連、その名も「兄弟」 マレーシア、無許可も事故で友人亡くし結成
これを美談とするか否かは、意見が分かれるところで、この『兄弟』を設立した男性によると、国が補修を行わないから事故が起きるし、彼の友人も多数、この穴ボコのせいで命を落としていると言う。
彼同様に、道路の穴ボコが原因で親族を亡くしたり、自分自身も事故を起こして大怪我をした人が協力し、あるいは協賛して、この団体の活動を支えていると言う。
日本も地方に行けば穴ボコが空いてたり、数年前には、地下工事を原因に道路に巨大な穴が空いてしまった事例もある。しかし、日本の場合、国土交通省と自治体が協力して、特に事故の原因に直結すると考えられれば、早急な補修工事が行われる。