休耕地など、農地を使うというのは、原発事故直後に孫正義氏が言っていたこと。それにしても「原発2400基分の出力規模がある」とはどういうことだ?
太陽光発電、農地に設置で原発2000基分超 営農型に活路 – 日本経済新聞 VpvcFUQgci
— のとみい (@noto_mii) December 25, 2023
やっぱり環境省も悪いという指摘もあります。お役所はコストはまったく考えていないようです。
この数字は、環境省がマスコミをだますのに使う「ポテンシャル」。パネルを全国に敷きつめて太陽光を100%利用した場合の物理的な最大出力。コストはまったく考えていない。 X9MjgfQXr pic.twitter.com/qMVDRVTdb5
— 池田信夫 (@ikedanob) December 26, 2023
日経新聞のこの計算を訝しむ声も。ただの四則演算のはずですが……。
原発1基相当の太陽光の面積が山手線内側面積58 m2として、2400基分だと58×2400=14万m2。日本の面積が38万m2なので、日本の面積の37 %に相当。日本の山地面積は70 %とかだけどほんとそんなに土地ある?
太陽光発電、農地に設置で原発2000基分超 営農型に活路:日本経済新聞IMT0JKgqjK
— めたもん (@bondboy0218) December 25, 2023
編集部もざっくり計算してみました。根拠は以下の数字を使ってみました。(ざっくりなので多少の暦年のずれはご容赦ください。大幅にまちがっていたらご指摘ください)
Q 原子力発電所(100万kW級)1基分をまかなうのにどれくらいの大きさが必要なの?
A 太陽光発電で原子力と同等の発電量を得るには、広大な面積が必要で、原子力発電所(100万kW級)1基分を代替するには、約58平方キロメートル(山手線の内側面積とほぼ同じ)の面積が必要となります。
(九州電力HPより)
全国の耕地面積(田畑計)は432万5,000haで、荒廃農地からの再生等による増加があったものの、耕地の荒廃、転用等による減少があったため、前年に比べ2万4,000ha(0.6%)減少した。
(令和4年耕地面積 農林水産省)
令和2年11月30日時点における令和2年の荒廃農地面積については、全国で約28.2万haとなりました。このうち、「再生利用が可能な荒廃農地」は約9.0万ha(農用地区域では約5.5万ha)、「再生利用が困難と見込まれる荒廃農地」は約19.2万ha(農用地区域では約8.1万ha)となりました。
(農林水産省 令和2年の荒廃農地面積について)
太陽光発電に必要な面積 = 原発一基分の太陽光発電の面積約58km² × 2400基 = 139,200km²
農地と思われる土地 = 432.5万ha + 28.2万ha(荒廃地) = 460.7万ha = 46,070km²
139,200km² > 46,070km²
ちなみに日本の面積 = 378,000 km² (うち67%が森林部)
日本のどこに置くつもりなのでしょうか?編集部の計算間違いだといいのですが……。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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