イタリア・ベネチアの運河で、船頭の「自撮りをやめて座ってください」という警告を無視した中国人の観光客が、ゴンドラを転覆させた。『The Guardian』や『Sky News』が伝えている。

■観光客の自撮りで転覆

ゴンドラの転覆事故は、イタリア有数の観光地であるベネチアの運河リオ・デ・ラ・ヴェローナを航行中に起きた。

中国人の団体を乗せたゴンドラが低い橋の下をくぐろうとした際、船頭が観光客たちに「座ってじっとしてください」と叫んだが、観光客らは無視し続け、一斉に立ったまま自撮りを始めた。

結果、重心が片方にかかり、傾いたゴンドラが転覆。全員が冷たい運河に投げ出されたという。

船頭はまず一人を岸に助け上げ、他の乗客を救出するために、何度も水の中に飛び込み救出を続けた。