■男性と女性で大きな差が…

以前、Sirabee編集部が全国の10〜60代の男女1,000名を対象としてアンケート調査を実施したところ、アルコール類とポカリを一緒に飲むと「早く酔う」と考えている人物は全体の30.9%と判明。

忘年会の翌朝、二日酔い無くすテクニックが最強だった 大塚製薬の「神アドバイス」を試すと…
(画像=『Sirabee』より引用)

さらに回答結果を性年代別に分けたところ、女性より男性の方が「早く酔う」と考えている傾向が明らかになったのだ。

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(画像=『Sirabee』より引用)

「早く酔う」と考えている女性の割合が最も大きいのは10〜20代の34.3%だが、男性の10〜20代、30代はいずれも5割近くが「早く酔うと思う」と回答している。

このように決して少なくない人物が「早く酔う」と感じているワケだが、実際のところ関係はあるのだろうか。そこで今回はポカリを製造する「大塚製薬株式会社」に詳しい話を聞いてみることに。

すると、あまりに意外すぎる回答が得られたのだった…。

■ポカリの「真の姿」に驚き

じつは本取材を打診する以前より、前出のウワサ話は大塚製薬サイドの耳に届いていた模様。そのためポカリのブランドサイトでは「よくある質問」として、アルコールとポカリの関係性について説明しているのだ。

こちらの前提条件を踏まえた上で、大塚製薬の担当者は「ポカリスエットとお酒を一緒に飲むと酔いやすくなるという報告はありません」と、キッパリ否定。

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(画像=『Sirabee』より引用)

しかし「同時に摂取した食事がアルコールの吸収に影響を与える」という点に限っては正しいようで、担当者は「アルコールは胃で20%、小腸で80%吸収され、その吸収は一緒に摂取した食事の内容や体調などの影響を受けます。たとえば空腹時に飲むと、アルコールの吸収は早くなります」とも説明していた。

さらに「お酒には利尿作用があり脱水症状になりやすいので、お酒を飲んだときの水分・電解質(イオン)補給に、ポカリスエットは適しています」とのコメントも。

つまり、ポカリは「酔いを促進する」どころか「酔った体に潤いを与える」救世主のような飲み物だったのだ。