わたしが少子高齢化の話をすると、必ず一部のネトウヨから「中韓も同じだガー」といかにも偏差値が低いリプがくるのだが、日本と中韓ではその悪質さが桁違いである。日本の少子高齢化のほうが格段に悪質なのです。今日はその話をします。
中国や韓国で出生率の低下が酷いというニュースが伝わってくると、滅びの道にあるのは一緒だと言う人がいるが、まず人口減少に転じたのは日本です。
日本の人口は2008年から現象に転じたのですでに16年が経過した。韓国は2020年。中国は2022年からだから日本より12〜14年遅れているのでまだ余裕があるわけですよ。
安倍さんが総理大臣になったのは2012年だが、彼はほとんど少子化対策と言えるのものはしなかった。今から考えると憲法改正せずに日本が滅びるより、人口減少で日本が滅びる方が確実なのであるが、彼は少子化対策にはほとんど興味がなく、Facebookで「人口減少したからといって経済が衰退するとは限らない。逆の国もある(え?? どこ?)」という投稿をしていたくらいである。(現在は削除されている)。
おかげでまだ当時なら少しは間に合ったかもしれない少子化対策が、子どもを産める年齢の女性の数が激減したいまになってはもう、移民しかない。韓国や台湾は移民政策に完全に舵を切っており、日本よりさらに封建的と思える韓国は移民でも地方参政権が与えられる。ところがいまの日本は右派の力が強く移民の検討も表だってできない。
これ、いまから10年前の2010年のレポートですよ 韓国における外国人政策の現状と今後の展望―現地調査をふまえて
韓国での外国人の急増ぶりは、日本の比ではない。韓国の1990年時点での外国人登録者は約5万人で人口の0.1%程度に過ぎず(当時の日本では0.87%)、特に地方では外国人を目にするのが珍しいほどであったと言われる。しかし、2009年5月1日を基準とする外国人住民数は合計で110万6884名であり、韓国の住民登録人口4959万3665人の2%を超えた。韓国における外国人数の推移については、「外国人が増加したというより、外国人が韓国社会に新たに『出現』したと表現した方が適切」と指摘されるほどである。 共通する背景に加え、韓国はこれまで日本の「外国人研修・技能実習制度」を模倣した制度を設けるなど、外国人労働者の受入れにおいて日本の政策を参考にし、いわば「後追い」してきた。 政策についても共通する部分が多かったのである。しかし、ここ数年の間に、韓国の外国人政策は別の方向に舵を切りはじめた。外国人未熟練労働者を研修生としてではなく正規の労働者として受け入れはじめ、国として外国人居住者の社会統合政策を打ち出している。
韓国旅行にいっても明洞で買い物したりサムギョプサル食いまくってるだけの人たちは気づきもしないだろうが、コロナ前に韓国旅行に行き、地下鉄に乗って郊外のショッピングモールに行ったのであるが・・・・