引っ越しを考える際に、最も気になるのがその費用です。しかし、引っ越し費用の計算は複雑で、多くの要素が絡んできます。大きな金額が動くだけに、実際に業者に依頼する前に、どれだけの相場なのかを知りたいものです。

引っ越し費用の相場はいくら? 単身・家族、移動距離、繁忙・閑散期別に解説
(画像=『BCN+R』より 引用)

 この記事では、引っ越し費用の相場について、単身の場合と家族の場合、さらには移動距離や引っ越し時期による違いを詳しく解説します。これから引っ越しを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

引っ越し費用の計算方法

 引っ越し費用は、さまざまな要素によって変動します。それぞれの要素がどのように費用に影響するか、一つずつ見ていきましょう。

荷物量

引っ越し費用の相場はいくら? 単身・家族、移動距離、繁忙・閑散期別に解説
(画像=『BCN+R』より 引用)

 引っ越し費用に影響が大きい要素としてまず挙げられるのが荷物量です。荷物の量が多いほど、引っ越しに必要な作業人数や作業時間が増えます。これにより、人件費が高くなるため、引っ越し費用も上がります。一般的に、単身者の場合は荷物が少ないため費用が抑えられますが、家族やカップルの場合は家具や家電、日用品が多いため、その分費用がかかります。

移動距離

引っ越し費用の相場はいくら? 単身・家族、移動距離、繁忙・閑散期別に解説
(画像=『BCN+R』より 引用)

 次に考えられる要素が旧居から新居までの距離です。荷物を運ぶ移動距離が長いほど、燃料費や高速料金が増えるため引っ越し費用も高くなります。また、移動時間が長くなると、作業員の拘束時間も増えるため、その分の人件費も加算されます。例えば、同じ市内での引っ越しと、自治体をまたいだ引っ越しでは、大きな費用差が生じます。

引っ越し時期

引っ越し費用の相場はいくら? 単身・家族、移動距離、繁忙・閑散期別に解説
(画像=『BCN+R』より 引用)

 引っ越しには、繁忙期と閑散期があります。繁忙期(3月から4月)は引っ越しシーズンで、多くの人が引っ越しをするため、料金が高騰します。一方、閑散期(6~8月、12~1月)は引っ越し業者の需要が低いため、料金が比較的安くなります。引っ越し時期を選ぶ際には、この点も考慮するのがおすすめです。

その他

引っ越し費用の相場はいくら? 単身・家族、移動距離、繁忙・閑散期別に解説
(画像=『BCN+R』より 引用)

 その他の要素としては、旧居と新居の階数やエレベーターの有無などがあります。例えば、高層マンションの高い階に住んでいる場合、エレベーターがないと作業が大変になるため、その分費用が加算されます。また、特殊な荷物(ピアノや大型家具など)がある場合も、追加料金が発生することがあります。また、先ほど説明した閑散期である12~1月中でも、雪の影響が大きい地域への引っ越しの場合も料金が増える可能性があります。

単身の引っ越し相場

 引っ越し費用に影響を与える要素についてわかったところで、相場を見ていきましょう。単身者の場合、引っ越しの相場は以下の通りです。これらの価格は、あくまで目安であり、具体的な費用は荷物の量や移動距離、引っ越し時期によって異なります。

引っ越し費用の相場はいくら? 単身・家族、移動距離、繁忙・閑散期別に解説
(画像=『BCN+R』より 引用)

 単身の引っ越しは比較的安価に済むことが多いですが、繁忙期や長距離の引っ越しになると費用が増加する点には注意が必要です。