自宅でのスマートフォンやパソコン利用に欠かせないインターネット環境。最近ではホームルーターやモバイルWiFiなどを用いてネット通信にかかる料金を抑えている人もいるというが、実際はどうなのだろうか。モバイルやIT分野のマーケティング調査を行っているMMDLabo株式会社が運営するMMD研究所で実施した「光回線に関する利用実態調査」から、世間のインターネット環境の実態を探ってみるとする。
光回線が最多、価格よりもネット環境を重視
MMD研究所が2024年6月17日~20日、18歳~69歳の男女7,000人の中から、インターネット回線に加入していると回答した5,247人を対象に「自宅用にメインで契約しているインターネット回線」について尋ねた。その結果、「光回線」と答えた人が65.7%と最も多く、次いで「CATV(ケーブルテレビ)回線」14.2%、「ホームルーター」9.2%であった。
光回線の月額料金は4,000~5,000円が相場(※1)となり、ネット回線の中では高い部類に入る。しかし、6割強が光回線を選んでいることから、価格よりも通信速度やネット接続の安定性など、性能面を重視しているようだ。