イギリスでこのほど、上空を飛んでいた飛行機から、庭でくつろいでいた男性の頭上めがけて驚きの物が落ちてきた。男性は悲惨な状態になったと激怒したことを、『The Sun』や『BBC』が報じた。

■庭は汚れと悪臭まみれ

イギリス・ロンドンから西に34キロに位置するウィンザー城。イギリス王室の公邸の一つで、エリザベス女王が週末を過ごし、ヘンリー王子夫妻のコテージがあることでも知られている。

今年7月、そのすぐ近くに住む男性が自宅の庭でくつろいでいたところ、真上を飛び、ロンドン・ヒースロー空港に向け着陸態勢に入っていた飛行機から、何かが飛び散るように落ちてきたという。

よく見ると、それは乗客の排泄物を含んだ下水だった。庭中が大変な汚れと悪臭に包まれ、悲惨な状態になってしまったそうだ。

■航空フォーラムで議論

ウィンザー城は、「世界一忙しい空港」の一つとして有名なヒースロー空港から直線で10キロほどしか離れていない。男性は問題をウィンザー&メイデンヘッド王立自治区の航空フォーラムに持ち込み、さっそく議論が交わされる事態となった。

クレワー・イースト評議員は「飛行機から落下する凍った下水で毎年多くの事故が発生しているが、今回は凍っていない非常に不快な物質が男性宅の庭を覆った。じつに恐ろしい経験だったことでしょう。二度と起こらないよう航空会社に注意を促します」と述べている。