■こちらも「4文字」だが…

Sirabee編集部では以前、全国の10〜60代の男女808名を対象として『WEST』という名前の缶コーヒーの認知度調査を実施したことが。その結果「知っている」と回答したのは、全体のわずか13.4%と判明したのだ。

35年前の缶コーヒー、その商品名に目を疑う… 日本人の約9割が「知らなかった」と判明
(画像=『Sirabee』より引用)

そう、じつはこちらのWESTこそ、BOSSの前身に当たる「先輩缶コーヒーブランド」なのである。

同ブランドは1987年(昭和62年)より発売されたもので、サントリー担当者は「当社は1975年(昭和50年)から缶コーヒー開発に取り組んでおり、BOSS発売まで試行錯誤する期間が続きます」「その中で『WEST』というブランドは、当時力を入れていた自動販売機事業の活性化を目的に注力して発売いたしました」と、その歴史を振り返っている。

35年前の缶コーヒー、その商品名に目を疑う… 日本人の約9割が「知らなかった」と判明
(画像=『Sirabee』より引用)

発売後の反響・売れ行きは決して悪くなかったのだが、サントリーは「競合他社の商品へのライバル意識」や「より多くのユーザーの元へ届けたいという思い」のもと、新たなブランドの立ち上げを決断。

35年前の缶コーヒー、その商品名に目を疑う… 日本人の約9割が「知らなかった」と判明
(画像=『Sirabee』より引用)

そして92年、前出の「働く人の相棒」をコンセプトにして、今日まで愛される『ボス スーパーブレンド』が誕生したのだ。

■「直撃世代」の回答は…

35年前の缶コーヒー、その商品名に目を疑う… 日本人の約9割が「知らなかった」と判明
(画像=『Sirabee』より引用)

ちなみに前出の調査結果を性別・年代別に見ると、50代から認知度が急増。特に50代男性の割合が大きく、3割以上が「知っている」と回答していたのだ。

こうした回答傾向を受け、サントリー担当者は「30年以上も前の商品であるにも関わらず、多くの方がまだ覚えてくださっている事実にびっくりすると共に、嬉しく思っています」と、笑顔を見せる。

そして「発売当時に社会人として働かれており、缶コーヒーを愛飲されていた方にとって印象に残るブランドになれていたのでは…と思います」とのコメントを寄せてくれたのだ。

35年前の缶コーヒー、その商品名に目を疑う… 日本人の約9割が「知らなかった」と判明
(画像=『Sirabee』より引用)

冬の寒さがグッと強まり、ホットドリンクの温もりが身に染みる今日この頃。そんな日はぜひ、BOSSの缶コーヒーでリフレッシュしてほしい。