NATO悪玉論を主張する識者は東欧諸国が自国の意思によって次々と加盟した事実を見落としがちです。

冷戦中の東欧諸国はソ連の圧政に苦しんでいた歴史があり、NATOに加盟することで再び隷属状態に陥ることを回避できるという期待が持たれていました。

NATO拡大を批判する亀井氏は小国が大国の意向を忖度する国際秩序が理想だと考えているのでしょうか?

亀井氏は西側が外交努力を怠っていたと示唆していますが、ロシアがウクライナを侵攻した当日には米露外相会談が予定されており、その後には首脳会談も計画されていました。

しかし、ロシアが侵攻を決意したという情報を米国が入手したため、会談は中止となりました。

米国が緊張緩和を模索している間にロシアは着々と軍事侵攻の準備を進めていました。外交を軽視したのは、西側ではなく、ロシアではないでしょうか?

亀井氏の過去の投稿をきっかけに、ウクライナ戦争の起源、そして教訓を再考するべきではないでしょうか?

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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