■3000人以上が動員された捜索が打ち切りに
その後も可能な限りのリソースを投入して捜索が続けられたのだが、その甲斐もなく9月13日に捜索は正式に打ち切りとなる。総要員数3000人以上の捜索はまったく何の成果も挙げられずに終了することになったのだ。カートがどこかで遭難したのだとすれば、もはや生存している可能性はきわめて低いといわざるを得なかった。
夫妻は誘拐された可能性を指摘したが、人里離れたこの一帯でキャンプ場関係者以外の車両が通行した痕跡は残されていなかった。
獰猛な野生生物に襲われて連れ去られた可能性も検討されたが、カートの血痕もなければ大型動物の足跡も特になく、ボロボロになったカートの衣服なども発見されていない。
もう1つの可能性は、カートが三輪車を止めて森に足を踏み入れ、奥深くをさまよって迷子になったという仮説だが、4歳の子がこれほど短時間の間に森の中でどれほどの距離を歩き進むことができるというのだろうか。そしてもちろん、大規模な捜索でカートの足跡などは一切発見されていない。
捜索打ち切り後にカートを見たという目撃証言がいくつか報告されたのだが、その似顔絵と身体的特徴はカートとは似ても似つかないものばかりであった。
こうして事件はコールドケース、つまり未解決事件に分類されて今に至っている。目撃証言があまりにも少ないことから、今後新たな展開が開けてくるとは考えにくい事件だ。UFOによる“アブダクション”や、あるいは“異次元ポータル”、“テレポーテーション”などが頭をよぎってくるほどに不可解な事件がこの「カート・ニュートン失踪事件」である。
参考:「Mysterious Universe」、ほか
※当記事は2020年の記事を再編集して掲載しています。
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提供元・TOCANA
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