黒坂岳央です。
仕事でもプライベートでも「話し方」は極めて重要だ。同じ話の内容を伝えているのに、伝え方を間違えると相手の逆鱗に触れてしまうということが起きる。自分は昔、さんざんこれを失敗して上司や友達を怒らせてしまう愚行を繰り返していた。
自分は独立に際してコミュニケーションをかなり勉強したことで、現在は改善できた。自分自身の愚行からも「このような話し方はできるだけしないほうがいい」と考える特徴を取り上げたい。
1. シリアスな雰囲気を壊す真剣な雰囲気、というものがある。それは辛い心情を吐露する時や深い悩みや課題を真剣に話し合うという場面で起きる。通常、相手が真剣に話をし始めた時は、黙って真剣に聞くという態度で応えるのが筋である。しかし、空気が読めない人はこのシリアスな雰囲気を壊す話し方をしてしまう。
涙がこぼれんばかりの真剣な話をしている時にふざけたジョークを飛ばしたり、「っていうかさ、そろそろお腹も減ってきたし、お昼ご飯どこにするかも決めないとね」といった無関係の話を始めてしまう。これでは勇気を持って真剣に話を始めた人は怒り出してしまうだろう。
シリアスな雰囲気が漂い始めたら空気を読んで、自ら緊張感を壊してしまう言動は慎んだほうが良い。
2. 否定「自分は毒舌キャラなので」と前置きをして、頼んでもないのに相手のダメなところをズバズバいう人がいる。本人は気持ちよく話しているかもしれないが、先方の状況を一切考慮しないで思ったままを話すのは単なる中傷でしかない。
もちろん、仕事では時に厳しい進言も必要なシチュエーションもあるだろう。しかし、それは相手が課題解決の糸口を求めていたり、話者がコンサルタントなどの立場で、先方の問題を改善させるミッションを背負っている前提が必要だ。
友人同士など、フラットな関係性で否定ばかりすると「この人はいつも自分にダメ出しばかりしてきて一緒にいて不快になる」と悪いレッテルを貼られることになる。