■ネット上では怒りの声

ただ、北海道庁のXによれば、ヒグマを駆除するハンターを誹謗中傷する者がいるようだ。件のポストはネット上でも話題に。

「すぐに可哀想と言うが、そこに暮らしている人達にとっては恐怖しかない」「動物愛護は分かるけど、その動物で被害に遭われた人より動物の方が可哀想なのか?」「畑が荒らされたり、飼育してる動物に被害があるし、人が生活する上で重要なことだと思う」「批判的な意見があったとしても、 個人を攻撃するのは如何なものか」など、ハンターを批判する人に対する厳しい意見があがっている。

ハンターへの批判の実態を聞くため、実際に苦情が寄せられた釧路町役場に取材した。

■釧路町役場に取材すると…

釧路町役場の担当者によれば、取材した10月5日時点で30件の苦情が寄せられているという。担当者は、「『クマがかわいそう』『他に方法はなかったんですか?』といったご意見が多いです。クマの駆除は10年ぶりくらいで、過去にあまりやったことがありませんでした」と話す。

今年8月下旬、釧路町では60頭以上の牛を襲ったヒグマ「OSO18(オソジュウハチ)」を駆除したニュースが大々的に報じられた。この件でクマを駆除したハンターに注目が集まり、ハンターに対する心無い言葉につながったのだろうか…。